歌に魅せられて

アクセスカウンタ

zoom RSS 最近出たヘッドホンを幾つか試聴してきました

<<   作成日時 : 2016/03/19 14:40   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

お久しぶりです。もう3月ですねえ(;´∀`)


年が変わってから仕事が忙しくなり、やっと多少落ち着いてきたので、比較的新しいヘッドホンばかり幾つか試聴してきました。

最後にヘッドホンを購入したのは数年前ですので、色々と仕様変更があったり、面白そうな機種が出たりといったこともあったので、購入を検討しても良いと考えたからです。

久しぶりでしたので平日と休日の2度行きましたが、きちんと聴けたのは平日の用事の後で会話交えて2時間ほどです。

さて、試聴環境は送り出しはESOTERICのK-01X、アンプはFOSTEXのHP-V8やGOLDMUNDのヘッドホンアンプ等といった、使用機器含めて久しぶりにまともな環境でした。

ケーブル類は機器に対して多少物足りないセッティングでしたが、それでも機器がこのレベルであれば各ヘッドホンの性能もある程度は判るのではと思います。

なお、全ての機種においてシングル接続の為、バランス接続ではない環境での感想であることも前提となります。

そういった環境における、あくまで試聴での感想なので「違う」という方はもちろんいらっしゃるでしょうが、こんな感想の人もいるんだと思いながら読んで頂けると助かります(;´∀`)



●HIFIMAN HE-1000

聴いて直ぐに判る点は音場の広さと滑らかさ。繊細で滑らかな高域が、壁が取り払われたように綺麗に伸びていって、良い音だなと思います。また耳障りな音がしない点も良いところです。

音の厚みもある程度は維持されていて、全体的なバランスもそこそこ良いと感じます。繊細な音やニュアンスはきちんと表現できているし、音場は全ての音源を俯瞰するような感じになっていない点も良いかと思います。

ヘッドホン自体の重さもそれなりにありますが、うまく重さが分散されているようで重いという感じはしませんし、造り自体も良い印象がもてます。

聴き疲れのしない品のある音であり、且つ晴れ渡るようなすっきりとした雰囲気で気持ちよく聴けるうまい音の作り方になっていてトータルでは良く出来ているという感想を持ちました。

万人受けするような音であり嫌いという人はあまりいないのではと思います。他の一般的な製品よりかなり高額にもかかわらず売れているのも判る気がします。


但し、個人的な好みで言うと「音があまり立っていない」「音像が、具体的には中域が若干薄いかな」と思います。また低域も多少緩くて厚み・重みや沈み込みが足りないと感じます。他の部分が良いせいか、比較するとそう感じてしまうのかもしれません。

またどの曲でも若干明るめの音になるという感じがしますが、先に記載した通りこれは良い印象にも繋がります。

試聴環境だけの印象では、リズム感のあるような曲をノリ良く聴かせるのは少々苦手な感じでしょうか。バランス接続で繋ぐとまた違った印象をもつのではとも思いますが・・。

ちなみにHP-V8では結構鳴らしにくく、滑らかさが強調されてBGM的な鳴りになってしまい組み合わせも合っていないという印象でした。

GOLDMUNDのヘッドホンアンプとの組み合わせでもヘッドホンの性能的な良さは感じられるものの、線の細さが強調されてしまい私的には合っていないという感じです。

私が試聴したのは平日であり、ごく普通に見える付属の電源ケーブル等でのセッティングでした。

休日に行った際には「あれから(平日にケーブル等のセッティングの会話をした際のことを言っているようでした)ケーブル等色々と変更しました」と平日に担当して頂いた店員さんの弁でしたので、また変わった印象になっていたのかもしれません。

平日での試聴では性能的な面を除いて、きちんと鳴らせているように聴けたP-700uのほうが相性は良い印象であり、低域や中域の厚みもある程度あって全体的なバランスは良いと感じました。

合うアンプを選ぶような感じですので、できれば試聴して所有するアンプとの相性を考えたほうが良いかと思います。


なお、このHE-1000については製品の細かい仕上げ等が固体によって良くなかったという記載を幾つかネットで拝見しました。

そういったことがあると個人的には品質において心配のある可能性を残しているのではと気にはなります。日本のメーカー製ではあまり考えられないことですが・・。



●SENNHEISER HD800S

第一印象では「音のバランスが整った」という感じです。物足りない、ここが悪いという感じがしません。

HD800と比較すると、どの曲でも俯瞰していたように私的には感じていた音場が曲毎に合うようになっているように聴こえます。音も若干柔らかくなり、ボーカルもある程度実体感を伴って聴けるようになっています。

静寂感も上がっているように感じますが全体的な情報量という点ではそれほど変わっていないようにも思います。


恐らくHE-1000と比較しなければ、これで十分だと感じる性能に思えました。比較してしまうと情報量や特に音の滑らかさという点ではさすがに劣るかなという感じがします。

また、若干全体的に聴き疲れのするような音になっているのはbreak inが済んでいない可能性もあるかもしれません。

但し、HE-1000よりも良かったと思える点としては音が比較的立っていて、ロックやPOPSでも意外とノリ良く聴けることでしょうか。

私的にはオーケストラのみ良いと思ったHD800から、色々な曲もある程度満足して聴けるようになったと感じました。よりモニター的になったとの感想も読ませて頂きましたが、確かにそういった感じはします。

今回の変更だと、HD800が好きな方は恐らくあまり好ましくない変更と思われるかもしれません。


個人的な好みでは、HE-1000と同様に低域の沈み込みや重み・厚みが足りない、中域ももう少し厚いほうが良いという感じはします。

この機種はバランス接続への対応も謳っているため、それが前提なのでしょうし、そうすると音の厚み等の印象は変わる可能性が高いかと思います。

また、使用するアンプなどの機器のケーブルに実体感の出るものも使用すれば、さらに良くなりそうな感じもします。



●AUDEZE LCD-4

あまりの製作数の少なさからか試聴機さえも普段は見かけない機種です(;´∀`)。なお、私は初めての試聴となります。

他2機種と異なり、シングル接続でも全体的な音のバランスや厚みという点では一番良いと感じました。

LCD-3のような独特な響きや音の濃さ・バランス(それが良さであり、特徴でもあるとは思っています)ではなく、普通に良い音であり良いバランスと思えます。

情報量や静寂感も他2機種と同等以上で音像もきっちりとフォーカスしていますし、音の滑らかさもあり耳障りな音は出ていないように聴こえます。

ヘッドホンアンプとの相性もそれほど気にならず、HE-1000では良い印象のなかったGOLDMUNDのヘッドホンアンプが情報量もあってバランス的にもある程度は良い感じに聴こえました。

また、平面型というとどうしても音の厚みが足りない印象を持ってしまうのですが、これはそのようなこともなく締まった厚い音も出せるようです。

ですので、音の厚みや実体感も重視する方であれば試聴した3機種のヘッドホンのなかではこれが一番良いと思うのではないでしょうか。

私的には低域の締まりと厚みのバランスが良くロックやPOPSも問題なく楽しめたのもこの機種だけでした。低域と中域のかぶりもないため、ボーカルが埋もれることもありません。


但し、HE-1000やHD800Sのほうが良いと思える点は音場表現でしょうか。特にHE-1000では壁がないかのように高域が綺麗に伸びていくのですが、LCD-4はそういった出方には聴こえなかった為、音場感を重視する方には合わないようにも感じます。

また、HE-1000と比較すると若干暗めの表現をするようにも感じましたが、HE-1000がより明るい表現をするからかもしれません。出てくる音が重すぎるという感じをもつ人もいるとは思います。

私的にはLCD-4の音場は狭くもなく広くもなく、ある程度の広さのなかで奥行きを感じさせる出方をするように聴こえます。

また、広さよりも静寂感による音源の前後感が良く判る出方をするようであり、同じ環境でも他の機種では意識しないと判りにくいように感じました。

この機種では音場の広さが感じられるインターコネクトケーブルを使用してみると、音像の表現は薄まる可能性もありますが試聴とは異なる再生が聴けるかもしれません。


そして、やはり重かったです(;´∀`)。手で持つと明らかにLCD-3やHE-1000よりも重いと感じますし、HD800Sが非常に軽く感じます。頭に載せると重さがうまく分散されるようで、手で持った時までの重さはあまり感じません。

但し、長時間試していないのでどのくらいの時間までそうなのかは判断できませんが・・。


なお、製品の入荷までに時間が掛かるようです。今注文しても次回国内入荷分は既に予約者で埋まっている可能性もあり、最低半年くらいは待つ可能性があるようです。

また、店員さんに言われたので疑問に思って検索してみると仕様が途中で変更になっているようで、海外のサイトでも色々と言われているのをネットで読みました。

振動版の仕様変更がされていてインピーダンスと感度が変更になっています。出荷し始めてからそれほど経っていないにもかかわらずそういったことがあったせいか、製造会社の事前検証の仕方に不安が残るという点も問題になっているようです。

但し、製造会社そのもののアフターケアはしっかりしているらしく、時間は掛かるもののきちんと対応はしてくれるようです。

ビジネスでは信頼の積み重ねが非常に重要であることを日本の代理店が認識していればアフターケアも対応してくれるかと思いますが、大きな利益がそれほど見込めないと思われるヘッドホンに対してはどうなのでしょうか・・。



●最後に

試聴してきた機種は、個人的な好みを除けばどれを選んでもよいくらい良く出来ていると思いました。

トータルのバランスとトップクラスの性能を持ちながら、3機種の中で一番低い価格で比較的購入のし易いHD800S。

特徴的な高域の伸びや音の滑らかさ、広さを感じさせる音場の出方と情報量の多さをもつHE-1000。

音の厚みや締まりを含めた全体的なバランスと、情報量や静寂感といった性能的な良さを感じさせるLCD-4、とそれぞれ思いました。


また、ヘッドホンにどういったものを求めるのかによって変わってくるかと。

スピーカーの替わりとして、もしくはそれに近い音場感(といってもやはり全然違うのですが)を求めるのであればHD800SやHE-1000が良いと思います。聴き疲れの少ないのはHE-1000でしょうか。

ヘッドホンならではの情報量や集中して曲にのめり込むような聴き方であればLCD-4という選択になるのではと思います。



ではまた〜。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
最近出たヘッドホンを幾つか試聴してきました 歌に魅せられて/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる